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問題2 このケースで、訪問看護が継続して入る場合に、正しいものを (a)~(e)の選択肢の中から2つ選び、その組み合わせを(1)~(10)の中から一つだけ選びなさい。
(a)この施設では、看取りの場合は、特別訪問看護指示がなくても継続して訪問看護ステーションから訪問看護を入れることができる。
(b)この施設では、看取りの場合は、特別訪問看護指示書を2回出して、訪問看護を入れることができる。
(c)この施設では看護師の配置が義務づけられているので、施設看護師が介護保険からの訪問看護を行うことができる。
(d)この施設では特別訪問看護指示書がだせる1月のうち14日間しか訪問看護を入れることはできず、月の残りの日数は訪問看護をいれることができない。
(e)この施設に訪問看護が入れるのは医療保険からの訪問看護のみで介護保険からの訪問看護は入ることができない。
85才男性。10年前に脳梗塞を起こしてから、徐々にADL低下し、寝たきり状態となり、認知症も悪化して意思の疎通も取れなくなった。おむつ交換等の介護が妻では困難となり、半年前に介護付有料老人ホーム(特定施設)に入所した。入所後は、寝たきり状態であったが、病院へ通院しており、近々、当院に訪問診療の依頼予定であった。昨日より、急に意識レベルが低下し、食事がとれなくなり、手足も動かさないとのことで、往診依頼あり、往診した。脳梗塞と肺炎が疑われ、救急病院に搬送したが、広範囲の脳梗塞と両側の重症肺炎で予後は厳しいと病院医師に言われ、施設での看取りを希望され、その日に施設へ戻ってきた。奥様には施設でできる限りのことはするが、施設では点滴や積極的な治療はできないことを了解してもらい、楽にすることを優先する治療は行うことを了解していただいた。初診の翌日から状態観察と吸引目的で訪問看護が入ることとなったが、状態は悪化し、3日目に奥様と施設職員に見守られながら、施設にて永眠された。
初診日 |
2日目 |
3日目 (死亡日) |
往診 |
訪問診療 |
往診 |
|
初回訪問看護 |
訪問看護 |
*初診日に1回往診し、2日目訪問診療した後、3日目に往診にて死亡診断。
*訪問看護は初診の翌日に初回訪問看護で死亡日に2回目の訪問看護をおこなっている。