訪問看護の指示に関する実践問題です!
【実践問題】
脳性麻痺で寝たきり状態の10才の男の子です。気管切開して頻回な吸引が必要で胃ろう栄養をしています。これまで時々、気管支炎や気管支ぜんそくを併発し、基幹病院の小児科に受診しては、抗生剤やステロイドの点滴をいてもらっていましたが、いつも入院はせず、1日2回朝夕とお母さんが通院して点滴に連れて行っていました。今回、その通院の手間を減らせないかと相談があり、訪問診療を開始しました。普段は、基幹病院の小児科の主治医が訪問看護ステーションに指示書を書いて、理学療法士による訪問リハビリを行っています。
(問題1)発熱と酸素濃度の低下があり、一度、基幹病院小児科を受診し、気管支炎と気管支ぜんそくの診断でしばらく朝夕の抗生剤とステロイドの注射(数日間)の指示が出ました。ところが、ふだん訪問リハビリを行っている訪問看護ステーションでは毎日の2回の点滴は不可能と言われました。自院の訪問看護ステーションを使おうと思いますが、具体的にはどのような指示を行えば良いでしょうか?
次の選択肢の中から正しいものをすべて選んでください。
(1)訪問看護指示書を自院から発行する。
(2)看護で入ることは困難なので、診療で点滴を行う。
(3)特別訪問看護指示書を発行する。
(4)注射は静脈注射では訪問看護では行えないので、点滴で実施する。
(5)在宅患者訪問点滴指示書を発行する。
(問題2)問題1のケースで、人工呼吸器をつけているケースだと同じ選択肢で正しい選択肢はどうなりますか?