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在宅緩和ケアでモルヒネやサンドスタチン等の持続注入に有用なインヒューザーポンプが薬局から処方可能になりました。
在宅医療の現場でインヒューザーポンプによる注射薬投与を行う場合、主に病院又はクリニックの主治医の下で薬液を充填し、居宅に運ぶ流れが通例でした。
しかし、今後拡大が予測される在宅緩和医療をより円滑に進めるためには、地域の保険薬局においてポンプを常備して薬液充填を行い、必要に応じて訪問薬剤師等が経口薬と同様に患者様の居宅に運ぶという流れも必要になります。
このような背景の元、2008年4月より、調剤報酬点数上の特定保険医療材料に、「携帯型ディスポーザブル注入ポンプセット」が加わりました。これにより、インスリン注射用ディスポーザブル注射器同様、インヒューザーポンプの薬局による処方が可能となっています。
院内で「癌疼痛治療の原則」という講義を行った後、確認テスト
を行いました。○×式で答えてください。
【問題】
1)WHO式3段階除痛ラダーでは、第1段階からオピオイドを使用する。
2)WHO式3段階除痛ラダーでは、 患者にとって鎮痛が不十分な時は、
3段階のラダーに従って段階的に治療薬のレベルを引き上げていく。
3)WHO式がん疼痛治療法では、経口投与を基本とするので、オピオイ
ドは食後投与が原則となる。
4)疼痛補助薬とは、痛みを抑えるお薬の効果を増強させる薬のことで
ある。
5)レスキュー薬の内服にはオプソやオキノーム散、オキシコンチン
などがある。
6)オプソとオキノーム散の効果持続時間は約4〜5時間と短いが、
1日の使用回数は5回程度までと制限する方がよい。
7)オプソやオキノーム散の最大効果発現時間は、3時間程度なので、
服用して3時間は痛みがあっても次のレスキューの服用は待った方
がよい。
8)オピオイドローテーションとは、経口のオピオイドを注射薬のオピ
オイドに変更することである。
9)オキシコンチンを内服で10mg内服している人のレスキューはオキ
ノーム散の1.25mgか2.5mgが適当である。
10)オキシコンチン20mgを内服している患者さんが経口摂取できな
くなり、デュロテップパッチに変更する場合は、デュロテップパッチ
MT2.1mgの1/2枚くらいが同等の換算量と考えてよい。